犬の病気で最も診察の機会が多いのが、耳の病気です。
頭をパタパタと振っていたり、足で耳の後ろを掻いていたりしていたら要注意です。
ご家庭で、耳の掃除をしている方も注意してください。昨日耳掃除したのに、次の日にはもう垢がたまっているなども、既に治療が必要になっていることがほとんどです。
基本的には、皮膚病の一環としてアレルギーが存在していることが殆んどです。
耳の炎症を外っておくと、耳漏(化膿して膿が貯まる)や、炎症で耳の穴が塞がり、最悪耳道切除手術(耳の穴を切除する)が必要になることがあります。
耳の炎症は上で述べたようにアレルギーが関与していることが殆んどですので、完治することは稀です。ですから、この様な事態にならないように普段からのケアが必要です。
新しく子犬、子猫、フェレットを迎えてしばらく観察していると、耳垢が多かったり、頭をよく振っていたりしていることが最近多いという方は、耳ダニがいるかもしれません。
これは、ペットショップで購入した、野良猫を保護した時どちらも要注意です。
病院で耳垢の検査をすると、耳ダニ(ツメダニ)が検出されます。
このダニ。耳掃除だけでは退治できません。 しっかりとお薬を使って通っていただかないと完治できません。
思い当たる方は、お早めに受診してくださいね。